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クラシック×映画 〜オーケストラ・室内楽人間模様編〜

06/12/2014


すっかり寒くなって、家から出るのがつらい季節になってきました。

前回はこの12月に予定されている演奏会をまとめましたが、

寒くて家から出たくないよ…という自分あなたのために、

クラシック音楽を題材にした映画を調べてみました。

特に、奏者たちの人間模様に注目してみてほしい作品を6本ピックアップしています。

 

オーケストラや室内楽は人が集まって1つの音楽を作り上げるので、

様々な人間ドラマが生まれます。

私自身、まだ見ていない映画もありますが、

これからTSUTAYAで借りたいと思います。

久しぶりに借りたらカードの期限は5年前でした…

 

 

*  洋画編

『オーケストラ!』

『25年目の弦楽四重奏』

『カルテット!人生のオペラハウス』

 

*  邦画編

『リトルマエストラ』

『Quartet カルテット』

『マエストロ!』

 

 

 

洋画編

 

 

『オーケストラ!』

 

「この曲には大切な思いが込められている いわば告白だ」

 

英題:LE CONCERT

製作年:2009年

製作国:フランス

日本公開:2010年4月17日

(Bunkamuraル・シネマ ほか)

配給:ギャガ

 

ストーリー

かつてボリショイ交響楽団の天才指揮者だったアンドレ(アレクセイ・グシュコフ)は、今はさえない劇場清掃員として働いていた。ある日、出演できなくなった楽団の代わりのオーケストラを探しているというFAXを目にした彼は、とんでもないことを思いつく。それは、いまや落ちぶれてしまったかつての仲間を集めて楽団を結成し、コンサートに出場するというものだった。

ーシネマトゥデイより

 

原題はコンサートですが、邦題では「オーケストラ!」と

今回の記事のためにあるような映画です。

ドタバタコメディーのような雰囲気もありながら、

オーケストラが曲にかける思いを追体験できる映画だったと思います。

その分、最後の演奏シーンで曲に対する感動が増しています。

個人的な感動ポイントは、

ソリスト役のメラニー・ロランによる演奏シーンの頑張りでした。

楽器奏者が出てくる映画やドラマは、

どうしても不自然な構え方が気になってしまうのですが、

他の作品に比べて奏者っぽさがありました。

 

 

 

『25年目の弦楽四重奏』

 

「我々も休みなく演奏を続けると― 調律が狂ってくる」

 

英題:A LATE QUARTET

製作年:2012年

製作国:アメリカ

日本公開:2013年7月6日

(角川シネマ有楽町 ほか)

上映時間:1時間46分

配給:角川書店

 

ストーリー

ダニエル(マーク・イヴァニール)、ロバート(フィリップ・シーモア・ホフマン)、ジュリエット(キャサリン・キーナー)、ピーター(クリストファー・ウォーケン)から成る弦楽四重奏団は、結成25周年を迎えようとしていた。そんな折、チェリストのピーターがパーキンソン病を宣告され、引退を申し出たことで残されたメンバーは動揺する。それを機にライバル意識や家庭の不和など、それまでセーブされてきた感情や葛藤が噴出し……。

—シネマトゥデイより

 

こちらは、クラシック音楽の中の室内楽について扱った映画です。

ヴァイオリン2人、ヴィオラ、チェロの計4人の人間模様が描かれます。

3つの実在の弦楽四重奏団の逸話やテーマをストーリーに反映させているとのことで、

男女関係によってかなり内容が濃いものになっているようです。

室内楽を題材にすると、オーケストラと異なり、

人数が少ない分人物の描き方が丁寧になるのではないでしょうか。

ネットでの口コミも高評価のものが多いようなので、ぜひ見てみようと思います。

 

 

 

『カルテット!人生のオペラハウス』

 

「何を気に(してるんだ)?俺達のファンはもう死んでるさ!」

 

英題:QUARTET

製作年:2012年

製作国:イギリス

日本公開:2013年4月19日

上映時間:1時間39分

配給:ギャガ

 

ストーリー

第一線を退いた音楽家たちが生活している「ビーチャム・ハウス」では、経営難のホーム存続を懸けてコンサートの準備に追われていた。そこで余生を過ごすレジー(トム・コートネイ)、シシー(ポーリーン・コリンズ)、ウィルフ(ビリー・コノリー)たちのもとに、かつてのカルテット仲間だったものの確執を残して去っていったプリマドンナのジーン(マギー・スミス)が入居する。コンサートを控えたメンバーは、疎遠だった彼女との再会に当惑するが……。

—シネマトゥデイより

 

カルテットというと弦楽などの室内楽を思い浮かべるかもしれませんが、

こちらは声楽の四重唱が出てくるお話。

声楽は自分自身が楽器という点で楽器を操るオーケストラや室内楽とは違う印象です。

出演者をよく見ると、ハリーポッターシリーズのダンブルドア先生(マイケル・ガンボン)と

マクゴナガル先生(マギー・スミス)が共演しています!

 

 

 

邦画編

 

 

『リトルマエストラ』

 

「わしらには思いがある。生きとったら、つらいことや悲しいことたくさんあるて

そんな思いをみんなひっくるめて奏でとるのがわしらのオケや」

 

製作年:2012年

製作国:日本

日本公開:2013年2月1日

上映時間:1時間48分

配給:アルゴ・ピクチャーズ

 

ストーリー

音大出身のみどり(釈由美子)は故郷の石川県志賀町福浦に戻り、福浦漁火オーケストラでバイオリンを担当していた。アマチュアオーケストラのメンバーたちは、コンテストに向けて十八番の「威風堂々」を練習していたが老指揮吉川が突然亡くなってしまう。困り果てたみどりは、吉川自慢の天才少女指揮者の孫娘美咲(有村架純)を呼び寄せる。

—シネマトゥデイより

 

アマチュアオーケストラのお話。

アマチュアオーケストラはプロと違ってそれぞれ本職があることで、

温度差が対立を生むこともしばしば…

アマチュアオーケストラは一番人間臭い題材と言えるのではないでしょうか。

アマチュアでも、奏者達の思いが時にプロを超える演奏を実現させるというのも、

オーケストラの魅力です。

ブレイク前の有村架純が指揮者役を演じています。

 

 

 

『Quartet カルテット』

 

「来年の夏空けとけよ、俺達はカルテットだ」

quartet

 

英題:QUARTET

製作年:2000年

製作国:日本

日本公開:10月6日

(渋谷東急3他)

上映時間:1時間53分

配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

 

ストーリー

ストーリー音楽大学の同級生だった相葉明夫(袴田吉彦)、坂口智子(桜井幸子)ら4人は、最終学年の夏に担当教授の勧めで弦楽四重奏団(カルテット)を組みコンクールに出場した。だが結果は落選。3年後、偶然再会した彼らは……。

 

※2001年公開作品のため予告編動画がありません

小学生の頃に初めて見た時のかっこいいなぁと思った淡い記憶しかないのですが、

あらためて調べたところ、

実はジブリ作品の音楽等で有名な久石譲による初監督作品でした。

企画には秋元康の名前もあります。

 

個人的には、以下のようなアマゾンのレビューを読んで、見直さなければ!と思いました。

映画が好きな方に向けた作品と言うよりは、本気で音楽に打ち込んだ人向けの作品かなと感じました。そして、見終わったあとにも長く心に残る、名作になりうる作品だと思います。それほどに音楽に情熱を持った演奏者の共感を呼ぶ作品であると言えます。著名で華やかな舞台にいる久石譲ではなく、情熱をもって音楽に携わり、一人の音楽家として苦悩し、挑戦しつづけるその姿を映画という題材を用いて表現されているのでしょう。

amazonレビューより

 

 

 

【来月公開!】『マエストロ!』

 

「誰かと響きあえたら、一瞬が永遠になんねん」

 

ストーリー

若手コンサートマスターの香坂(松坂桃李)は、不況の影響によって解散したオーケストラの再結成に携ることに。しかし、練習場に現れたのは再就職先が決まらない演奏家たちで、久々の音合わせもうまくいかず前途多難な雰囲気が漂う。そこへ怪しげな男、天道(西田敏行)が登場。天道による常軌を逸した指揮にもかかわらず、楽団員たちは自信を取り戻していき……。

ーシネマトゥデイより

 

来年の1月31日公開の映画です。

「指揮者はオーケストラの敵です」

「お前、何のために音楽やっとんねん」

「わしら人間は誰でも死ぬ。音と一緒で一瞬や」

「お前ら、今日が、この演奏が最初で最後や思うて弾いたことあるか?」

 

個人的には、これらの予告編の台詞だけでも、

趣味だったオーケストラの活動を振り返ってじーんとしてしまいました。

楽器経験者は見たくなるのではないでしょうか…!

公開されたらレビューに挑戦してみたい作品です。

 

 

 

おわりに

 

 

いかがでしたでしょうか。

オーケストラは敷居が高いというイメージを持たれることもありますが、

中身はとっても人間臭い集団だと思います。

人間性、楽器の才能、それぞれが置かれた立場……様々な要素が人を動かしていくのです。

オーケストラや室内楽の人間ドラマを描く映画、

もっとあっても良いと思うのですが、

やはり楽器を演奏する姿の再現がネックになるのでしょうか…

 

来週は演奏家・作曲家編をお送りする予定です♪

 

リファレンス

シネマトゥデイ 

 

 

(ライター:シムラ アイキャッチ:映画.com

 

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