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「インターステラー」は壮大な浦島太郎(ネタバレ有)

17/12/2014

 

湯浅です。「ゴーンガール」を鑑賞しに行きたいです。

 

さて、2014年ももうまもなく終了ということで、今年も「RHYMESTER 宇多丸のウィークエンド・シャッフル」でシネマランキング2014が発表され、ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーが1位となりました。gotamagでも僕がサントラを中心に紹介しました

今回はムービーウォッチメンでも紹介された「インターステラー」を極視的に語ります。

 

インターステラー

 

 

「ダークナイト」「インセプション」のクリストファー・ノーラン監督によるオリジナル作品。世界的な飢饉や地球環境の変化によって人類の滅亡が迫る近未来を舞台に、家族や人類の未来を守るため、未知の宇宙へと旅立っていく元エンジニアの男の姿を描く。(映画.com)

 

 

宇宙の描き方

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(出展:Discovery News)

IMAXで鑑賞したのですが、やっぱり広いって素晴らしい。特に宇宙みたいな壮大な空間を描いたものを鑑賞するにはなおのこと。今年1月3日に「ゼログラビティ」を鑑賞していたので「超えられるのかな?」と思っていましたが、見事に並ぶというか同じように壮大なスペクタクルを堪能することできました。宇宙の中で無音になるところからいきなりの爆発といったシーンは、驚くと頭でわかっているのに思わず身体が反応してしまうほどでした。あと、宇宙ではないですが、最後の新しい惑星の構造がまさかのインセプションで、爆笑していました。(いや、ノーランそんなにインセプション意識して、しかも引き継ぐんかwって思ったからです。)

 

 

壮大な浦島太郎

基本的なストーリーは?と質問された場合の回答は「壮大な浦島太郎だった」です笑

ストーリーで語られる相対性理論や宇宙における重力の話(3次元の中に5次元があって…)は「なるほど、わからん!」でした。ずっと昔に作られた浦島太郎は日本のお伽話です。けれども、相対性理論を踏まえた、具体的には竜宮城(異空間)で過ごす時間は地球の時間とは違うことを描写していることがすごいと感じました。地球の時間へのリセットのされ方が玉手箱を開けるっていうオチも今考えるとぞっとするぐらいです。なにが言いたいかというと、太古に浦島太郎を執筆した人の想像力は相対性理論を捉えていたということが個人的にすげぇ!と思った次第です。

 

 

アン・ハサウェイのショートカット最高!!!

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(出展:geektyrant)

ご周知のことかとは思いますが、僕はショートカットが大好きです。

インターステラーで女性科学者としてアン・ハサウェイが登場するのですが、ショートカット具合が最高でした。え、「レ・ミゼラブル」でもショートカットだったじゃん!ってツッコまれそうです。しかし、レ・ミゼラブルのアン・ハサウェイは不憫な役どころで、ストーリーも思わず「あぁ無情」と言ってしまいたくなる内容だったので、最高とは言えなかったんですよね。

 

 

TARS最高!!!

TARS & CASE

(出展:CLAY RODERY )

今回は近未来設定ということを映画序盤で気付かされました。ってことで、近未来にはロボットが付き物!(勝手に)ということで、TARSとCASEというロボットが登場します。長方形で顔の位置にはコマンドプロンプトが描かれたような画面があり、イケてないなぁと思っていたのですが、こいつが後半からアツい。アン・ハサウェイを助けるシーンで「え、そんな変形するの!?」って驚きます。さらには、ロボットの癖にジョークを言っていて、前半は鼻につくと思っていたのですが、後半のお別れのシーンでは感情移入してしまい、「行くなぁ!涙」と叫びたくなるほどでした。形は違いますが、Star WarsのR2-D2のような印象を抱きました。

 

 

アイツの登場と思い

アイツって濁していますが、マット・デイモンがマン博士として登場します。長い眠りから覚めて登場するシーン、「あれ、マット・デイモンっぽい人やなぁ」と思ったら、マット・デイモンでした笑。

マット・デイモンは長いこと1人だったので、マコノヒー達を裏切って帰ろうとします。1人殺すほどですし、見ていて「最低だ、こいつ」と思いました。

しかし、ふと冷静に考えてみると、マット・デイモンはウン十年なにもない氷の星で孤独にうちひしがれていました。そこにやっときた帰る手段。それはどんな手を駆使してでも帰りたいと思うのは至極まっとうで、自分もそうするかもしれないと思っちゃいました。けど、「俺の苦しみをお前も味わえ!」っていうのはどう考えても最低ですよね。

 

 

ってことで、総評をするとすごく興奮もので、大好きでした。

結果、親子愛が!というストーリーは疑問符でしたが、事前の想像以上に楽しむことができました。

宇多丸師匠がノーランを「ジャンル映画っぽくなく、つまりはバカっぽくなく頭よさげかつ高級にみせる」と説明していたのをポッドキャスト(mp3)で聞いて、根本的にこういうところまで汲み取って、僕は本作に揺さぶられたのかもしれないと振り返ってみました。とにかく、本作は映画館で見るべきタイプの作品なので、終わってしまう前にぜひ劇場に足を運んでみてください。

 

アイキャッチ:映画.com

ライター:湯浅

 

 

 

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