金管楽器アイキャッチ

あの名曲を1種類の楽器だけで演奏するとこんなことになる~金管楽器編~

15/11/2014


 

オーケストラには、たくさんの楽器がありますが、

それぞれの楽器がどんな音を出しているか、ご存じの方は少ないのではないでしょうか…

そこで、楽器紹介とともに、有名な曲を1種類の楽器だけで演奏した動画をご紹介します。

 

弦楽器編木管楽器編に続く最終編、金管楽器編です。

今回も本文は読まなくても、動画だけはぜひ見て欲しい!というものを選びました。

 

 

 

*ゼルダの伝説メドレー×トランペット

*進撃の巨人×トロンボーン

*プリキュア×ホルン

*パイレーツ・オブ・カリビアン×ユーフォニウム

*妖怪ウォッチ×テューバ

 

 

 

 

ゼルダの伝説メドレー×トランペット

 

 

トランペット trumpet〔英〕 金管楽器のひとつ。カップ型の吹管を使い、現在使用されているものはすべて3つのヴァルヴを有するヴァルヴ・トランペットである。円錐型の管と漏斗型の吹管からなるホルンとは対照的に、明るく華麗でするどい音色をもつ。

-目黒惇編『音楽中事典』音楽之友社P.274

 

金管の中でも有名なトランペットだと思うのですが、

今回なかなか動画が見つかりませんでした。

なるべく、楽器の音が分かりやすいものをご紹介しよう思い、

伴奏付のものは避けるようにしているのですが、

アンサンブルはもちろん、多重録音のものもなかなかないというのは、

トランペットは一本の音で聴けということなのでしょうか……

 

ご紹介するのは、ゲーム「ゼルダの伝説」のBGMメドレー。

マリオ×ヴァイオリンの時にも思いましたが、

ゲームの音楽は音域が高め、かつ狭めの楽器に向いているようです。

 

 

 

 

 

進撃の巨人「紅蓮の弓矢」×トロンボーン

 

 

トロンボーン trombone〔英〕 金管楽器のひとつ。カップ型の吹管を有し、全体はS字型とU字型の管を組み合わせた形。差し込み管をスライドさせて管長を変える。スライドには7つのポジションがあって、基本音が半音ずつ低くなっている。各ポジション間の移動にはある程度の時間が必要となるため、真のレガート奏法は不可能。しかしグリッサンド奏法は効果的である。大きな吹管をもつため、その音色には威厳があるが、トランペットほどにはきらびやかでない。

-目黒惇編『音楽中事典』音楽之友社P.278

 

スライドを動かして演奏する姿がかっこいいトロンボーン。

弦楽器でいうところのチェロのように音域が広めのようで、

アンサンブルや多重録音を聴くと奥行きを感じます。

海外の人によるLet it goはまさにチェロと同じ雰囲気でした。

 

ご紹介するのはアニメ「進撃の巨人」より「紅蓮弓矢」です。

原曲にある合唱の奥行きが再現されている気がします。

余談ですが、トロンボーンは人の声の音域に近く、合奏によって荘厳なハーモニーを奏でるため、

18世紀頃には「神の楽器」として扱われ、宗教曲に用いられていたそうで、

そんな神聖な楽器を交響曲に初めて使ったのがベートヴェンの交響曲第五番だったのだとか。(注1)

 

 

 

 

プリキュア スマイルチャージ!×ホルン

 

 

ホルン Horn〔独〕horn〔英〕 金管楽器のひとつ。フレンチ・ホルンともよばれる。やわらかで豊かな音色をもち、表情力にもっとも富んでいる。漏斗型の吹管をもち、管はゆるやかな円錐型をなし、大きく開いた朝顔(ベル)は奏者の右後ろに向けて構えられる。3つのヴァルヴ(ロータリー式)をもち、自然倍音しか奏せない自然ホルンと区別してヴァルヴ・ホルンともよばれる。

-目黒惇編『音楽中事典』音楽之友社P.371

 

形が特徴的で認知度の高いホルン。

ブローチやマスコットにするとかわいく見えるせいか、

他の楽器に比べてグッズも多めな気がします。

起源は角笛にあるそうです。(注2)

そういえば、奈良の公園でお姉さんは餌をあげるためにホルンを吹いて鹿を集めていました…

 

ご紹介する動画はアニメ「プリキュア」で主人公達が変身する時のBGMである

「プリキュア スマイルチャージ!」のホルン四重奏です。

これだけ聴くと、何かのマーチみたいにも聴こえます。

トランペットやトロンボーンに比べてくぐもった音色が分かりやすいのではないでしょうか。

 

 

 

 

パイレーツ・オブ・カリビアン×ユーフォニウム

 

 

ユーフォニウム euphonium〔英〕 金管楽器の一種で、形状、音域、音高はバリトン楽器に属する。管は太く、幅広い、やわらかい音を出し、低音に適する。テューバのかわりにも用いる。

―目黒惇編『音楽中事典』音楽之友社P.409

 

金管楽器の中ではマイナーな部類に入ってくるユーフォニウム。

こちらも動画がなかなか見つからなかったため、遂に海外動画に進出してしまいました。

 

パイレーツ・オブ・カリビアンといえば、勇ましくかっこいいイメージだったのですが、

見事に裏切られました。

ユーフォニウムの音色の優しさがよく分かるのではないでしょうか。

音域的にも、落ち着いた雰囲気が漂います。

 

 

 

 

妖怪ウォッチ×テューバ

 

 

テューバ tuba〔英〕 ①古代ローマのまっすぐなトランペット。②金管楽器群のなかで、バスやコントラバスとして用いられる楽器。トロンボーン以外の低音楽器を意味する場合があり、ユーフォニウム、バリトンなどがふくまれる。もっとも一般的なテューバは、カップ型の吹管を用い、3−5のヴァルヴを有している。

―目黒惇編『音楽中事典』音楽之友社P.259

 

最低音楽器のテューバ。

弦楽器におけるコントラバスのように、見た目で目立つものの、

その楽器単体で音を聴く機会はほとんどありません。

 

紹介するのは、今話題の「妖怪ウォッチ」より「ようかい体操第一」。

テューバ版を先に聴いたため、軽快な体操に聴こえていたのですが、

後から原曲を聴いて、どう考えても重量級の妖怪だったことに気づきました。

ようかい体操第一をトトロが踊ってみたという感じです。

 

 

 

おわりに

 

 

いかがでしたでしょうか。

金管楽器は、ブラスバンドとして

金管楽器だけでオーケストラの曲が演奏できることもあり、

音色や音域の幅が目立っていたように思います。

金管のかっこよさに目覚めた方は、ぜひ「brass band」で検索することをおすすめします。

有名なオーケストラ曲を演奏している姿は圧巻です。

 

1種類の楽器だけで演奏した動画によるクラシック音楽関連楽器紹介シリーズ、

3週間に渡ってお付き合いいただき、ありがとうございました♪

 

 

 

 

リファレンス

(注1)YAMAHA 音楽解体全書 チューバの成り立ち

http://www.yamaha.co.jp/plus/trombone/?ln=ja&cn=11102

 

(注2)YAMAHA 音楽解体全書 ホルンの成り立ち

http://www.yamaha.co.jp/plus/horn/?ln=ja&cn=10702

 

(ライター:シムラ アイキャッチ:http://www.shimamura.co.jp/ayagawa/index.php?itemid=101309)

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